- 楽隊のうさぎ
-
- 価格
- 693円(本体630円+税)
- 発行年月
- 2003年01月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784101072319
[BOOKデータベースより]
「君、吹奏楽部に入らないか?」「エ、スイソウガク!?」―学校にいる時間をなるべく短くしたい、引っ込み思案の中学生・克久は、入学後、ブラスバンドに入部する。先輩や友人、教師に囲まれ、全国大会を目指す毎日。少年期の多感な時期に、戸惑いながらも音楽に夢中になる克久。やがて大会の日を迎え…。忘れてませんか、伸び盛りの輝きを。親と子へエールを送る感動の物語。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 彼女がそれも愛と呼ぶなら
-
価格:990円(本体900円+税)
【2025年03月発売】
- 結論それなの、愛
-
価格:1,925円(本体1,750円+税)
【2025年02月発売】
- 全部ゆるせたらいいのに
-
価格:649円(本体590円+税)
【2023年04月発売】

ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
-
HonyaClub.comアンケート
-
「オススメの夏の文庫100冊」レビューコメント
夏といえば野球はもちろん、吹奏楽が熱い!!吹奏楽経験者もそうでない人も楽しめると思います^^ぜひ読んでみてください♪(美潮/女性/10代)
主人公の克久は、小学校ではいじめにあっていたため、中学生になっ
た時に「学校にいる時間はできるだけ短いほうがいい」という方針で、
自分を傷つけようとしていていると察知すると、心を灰色に塗り固めるのが上手な少年です。
そんな彼が吹奏楽部に入部して、成長していきます。
娘も中学から吹奏楽部に入っていました。中学では同じ小学校からの子が他に居らず、クラスでは孤立していました。
でも吹奏楽部があったから救われていました。
楽器が上達していくと自信を持てるようになり、クラスでも友だちができました。
初めて娘の演奏を聴いたときの感動は忘れません。素晴らしい親孝行をしてもらいました。
この本は10年以上前に書かれているので、まだケータイも珍しくましてスマホはありません。この時代はよかったと思いました。
ケータイを持つ事でますます子どもたちの関係が複雑で、親の目が届かなくなってしまっています。
思春期の子どもの悩みを親が理解するのが、ますます難しくなっていると感じました。
吹奏楽のコンクールでは実際の課題曲が出てくるので、読みながら頭に曲が流れてきました。
克久や周りの部員たちの成長の過程と、演奏の完成が重なっていて感動しました。
それから、題名にあるうさぎの存在も克久の心情が表していますよ。
中学生以上からお勧めです。演奏される曲を聴いておくといいと思います。(おるがんさん 40代・愛知県 )
【情報提供・絵本ナビ】