マハレのチンパンジー

《パンスロポロジー》の三七年

京都大学学術出版会
西田利貞　上原重男　川中健二　

• 価格: 5,280円（本体4,800円＋税）
• 発行年月: 2002年11月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784876986095

内容情報

[BOOKデータベースより]

チンパンジーの生態や行動、文化には地域差があることがわかってきた。タンザニア西部・タンガニイカ湖畔の豊かな森で暮らす“進化の隣人”たちのありのままの姿を、多面的に、間近に、しかもかれらに干渉せずに捉えることで、地域個体群の独自性と重要性が明らかになる。

第１部　概説（マハレ調査小史；三七年の研究概要）
第２部　環境（森のなかの食べもの―チンパンジーの食物密度と空間分布；カソジェ調査地域の植生と遊動パターン―国立公園開設前後の二〇年間における変容　ほか）
第３部　生態（人口動態；捕食者―ライオンがチンパンジーを食う　ほか）
第４部　社会行動とコミュニケーション（音声が伝えるもの―とくにパントフートをめぐって；遊びの成立　ほか）

[日販商品データベースより]

マハレ山塊国立公園での３７年に及ぶ成果を結集した、霊長類学の到達点。チンパンジーの生態や行動、文化など、彼らのありのままの姿を、多面的に、間近に捉えることで、地域個体群の独自性と重要性を明らかにする。