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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
「仁義なき戦い」の脚本を書いた笠原和夫のインタビュー。いわゆる映画本のような脚本の分析などかと思えば、さにあらず。取り上げた作品の歴史的背景を綿密に調べる著者ならではの、尋常ではない調査に基づいた「もう一つの日本史」とも言える驚愕の内容に驚かされました。映画のネタ本としても秀逸ですが、歴史本としても出色の一冊だと思います。
[BOOKデータベースより]
膨大な取材、激烈な作劇で斬り込む昭和の闇と刺し違えた日本最大の脚本家。
第1部 ひばり映画と時代劇(デビューするまで;美空ひばりと時代劇スター―ひばり映画 ほか)
[日販商品データベースより]第2部 やくざ映画の時代(やくざ映画の黎明期―『人生劇場 新飛車角』『めくら狼』『十一人の賊軍』;やくざ映画のスタイル―『日本侠客伝』シリーズ『股旅三人やくざ』 ほか)
第3部 『仁義なき戦い』と実録路線(広島やくざ戦争―『仁義なき戦い』四部作;特別攻撃隊―『海軍特別攻撃隊』『あゝ決戦航空隊』 ほか)
第4部 戦争映画と天皇(日露戦争―『二百三高地』『日本海大海戦海ゆかば』;太平洋戦争―『大日本帝国』『零戦燃ゆ』『昭和の天皇』)
第5部 日本映画界の衰退(映画界の変質・プロデューサーの不在―『愛・旅立ち』『三国志』『玄海つれづれ節』『天山を越えて』他;女郎とパンパン―『吉原炎上』『肉体の門』 ほか)
やくざ、天皇、テロリズム、共産党…。膨大な取材、激烈な作劇で斬り込む昭和の闇。日本最大の脚本家、笠原和夫の脚本家人生を、作品に即しながらインタビュー。彼の様々な悪戦苦闘、そしてその闘い方を明かす。