- 紫式部
-
- 価格
- 935円(本体850円+税)
- 発行年月
- 2002年08月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784389411749
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[BOOKデータベースより]
美麗な衣装、長い黒髪、平安の貴族たちの絵巻は日本文化の雅のルーツとして現代人たちに果てなき夢、憧れを誘ってやまないが、宮廷社会の実態は厳しく、それほど美しくもなく雅でもない。表面が華やかであればあるほど、その内部に沈潜する人間の暗部、不断の苦悩や悲しみ、不条理なども際立ってくる。絶えざる権力闘争も激しい宮廷社会の渦中にあって、様々な人間の実相を常に冷静に、聡明な知性と涼やかな視線をもって見つめている女人があった。紫式部と呼ばれる宮仕え女房である。時の権力者藤原道長の娘、中宮彰子に仕え、宮廷生活の現実を見据えながら、孤独なわが魂を燃焼させるかのようにあの源氏物語を創出した人。彼女の歩み、心象世界を虚心に辿ることにより、その創造のエネルギーの原点を探り、混迷した現代に生きる我々の精神の糧としたい。
第1章 紫式部と宮仕え(宮仕え女房紫式部;宮仕えへの道のり;源氏物語の執筆;同僚女房たちとのかかわり;主家の人々とのかかわり;自照・述懐)
[日販商品データベースより]第2章 源氏物語の世界(青春の碑;没落、そして栄光への道;暗転・愛と罪と死;宇治の浄光)
第3章 美意識・思念(華やぎ、やつれ;自然と人間)
「紫式部日記」「源氏物語」を中心に、紫式部の人間としての人生の歩み、心の内奥の軌跡を辿る。千年以上も前のひとりの女性の魂のあり様を見つめ、久しい歳月を経て結実した源氏物語に託された深い思いに迫った書。