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- 歴史としての戦後日本 上
-
Postwar Japan as history.
- 価格
- 3,190円(本体2,900円+税)
- 発行年月
- 2001年12月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784622036791
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[BOOKデータベースより]
日本の「戦後」はなかなか終わらず、「歴史」として対象化することが、いまだにむずかしい。しかもその間、壊滅的な戦争や革命など“当然至極”の節目もなく、見直す気運も生まれにくかった。本書は、そんな状況に知的な突破口を開く一冊だ。戦後史像を包括的に提示し、それでいて、たんなる通史ではない。現在、アメリカで活躍する第一線の日本近現代史研究者9人が、それぞれテーマを絞り、複眼をもって描く戦後日本。1980年以降、「日本史研究は日本人がやるもの」という通念は完全に覆されたが、本書はそれを実証する、アメリカの日本研究の総決算。上巻には、本書の意図と目的を明確にする、編者ゴードンの力のこもった序論と、ダワー、カミングズ、グラックがそれぞれ刺激的な視角から分析する「戦後史像」、そして経済と社会の構造変化を分析したハインと、ガロン&モチズキの2篇、計6篇を収める。
序論
[日販商品データベースより]1 二つの「体制」のなかの平和と民主主義―対外政策と国内対立
2 世界システムにおける日本の位置
3 現在のなかの過去
4 成長即成功か―歴史的にみる日本の経済政策
5 社会契約の交渉
歴史教科書、靖国問題と、戦後日本をめぐる論争は今だ終わらず、対象化もしにくい。本書は、アメリカの第一線で活躍する日本現代史研究者9人が、複眼的な視覚から日本戦後史像を鮮やかに提示する。