- 嗤う伊右衛門
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- 価格
- 704円(本体640円+税)
- 発行年月
- 2001年11月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784043620012
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ユーザーレビュー (3件、平均スコア:5)
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「怖い本」レビューコメント
いちばん恐ろしいのは人の心だと思い知らされました。おどろおどろしく、切なくて哀しい。(みゆ吉/女性/20代)
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「夏の文庫100冊 2013」レビューコメント
怪談話でもミステリーでもなく、恋愛小説だと感じた。余韻の残る秀作!(寿/男性/50代)
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「オススメの夏の文庫100冊」レビューコメント
このお話って、究極の純愛なんじゃないかー!とまさに目からウロコの傑作。見る視点を変えるだけで、あの恐ろしいだけの話が切ないラブストーリーになるんですね。京極夏彦おそるべし!です。美しくりりしく生きるお岩さんのかっこよさ、それを見守り大事にていきたいと尽くす伊右衛門の2人の世界は美しく、それだけで完成されている気がします。こんなふうに愛されることの幸せってどれだけの人が味わえるんだろう、とある意味うらやましくなります。
[BOOKデータベースより]
疱瘡を病み、姿崩れても、なお凛として正しさを失わぬ女、岩。娘・岩を不憫に思うと共に、お家断絶を憂う父・民谷又左衛門。そして、その民谷家へ婿入りすることになった、ついぞ笑ったことなぞない生真面目な浪人・伊右衛門―。渦巻く数々の陰惨な事件の果てに明らかになる、全てを飲み込むほどの情念とは―!?愛と憎、美と醜、正気と狂気、此岸と彼岸の間に滲む江戸の闇を切り取り、お岩と伊右衛門の物語を、怪しく美しく蘇らせる。四世鶴屋南北『東海道四谷怪談』に並ぶ、著者渾身の傑作怪談。
[日販商品データベースより]鶴屋南北「東海道四谷怪談」と実録小説「四谷雑談集」を下敷きに、伊右衛門とお岩夫婦の物語を怪しく美しく、新たによみがえらせる。愛憎、美と醜、正気と狂気……全ての境界をゆるがせる著者渾身の傑作怪談。