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[BOOKデータベースより]
平家物語の成立基盤に「戦語り」を見ることは、まず異論があるまい。問題は、現存するテキスト中に、その「戦語り」の痕跡をどう見定めるかである。かって著者は、各地域の諸集団の語りの提供による平家物語の生成を論じたことがある。しかしその後、語りの痕跡を本文にどう押さえるかという問題を、遅まきながら考え始めた。本書は、その後の成果である。本書のもう一つの柱である琵琶法師についての論文では、その役割、その生態、とりわけ律僧教団、時衆教団との関係について明らかにした。
第1編 平家物語における伝承とその受容(頼朝雌伏説話;山木夜討説話;石橋山合戦説話 ほか)
[日販商品データベースより]第2編 平家物語の史実と伝承(山門強訴事件;木曽軍団と東国武士団;清経入水考 ほか)
第3編 琵琶法師と平家物語(琵琶法師とは何者か;琵琶法師の歴史と伝承;尼崎大覚寺文書・琵琶法師・中世律院 ほか)
「平家物語における伝承とその受容」「平家物語の史実と伝承」「琵琶法師と平家物語」の3編からなる砂川博氏の論文集。巻末に、人名・書名・一般事項の索引を収録する。