[BOOKデータベースより]
まど・みちお、詩人、91歳。まどじいちゃんのこころのなかにやんちゃな子どもがすんでいる。やさしい少年もいる。まどさんの詩を読んで一緒に時間を超えよう。感覚の不思議に思いをめぐらす表題作のほか、老年をユーモラスに描く詩、丸についての連作などまど・みちおさんの「いま」をどうぞ。
小さなチョウチョウ
いきもののおかあさん
まるのはんたいは
あくびにはくしゅ
じいちゃんのはなし
かたいつぶつぶ
「うめ…といいかけただけで、口のなかがすっぱくなるもんな…。」感覚の不思議に思いをめぐらす表題作のほか、老年をユーモラスに描く詩、丸についての連作など、まど・みちおさんの「いま」をどうぞ。
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元永さんの本を勉強する会で、まどみちおさんの詩に元永さんの絵がつけられているこの詩集を知りました。
まどみちおさんの詩には、生きとし生けるものへの優しいまなざしがある気がしています。
それは道端の草花や虫でさえも同じように向けられています。
そして、まどさんの詩は声高に何かを訴えるのではなく、むしろひっそりとして肩に力が入っていないので、読んでいる方も自然と笑みがこぼれてくる、そんな魅力があるように思います。
実際のところ私は元永さんの前衛的な絵の魅力が今ひとつわかりません。
元永さんの勉強をした時に、元永さんもそれはわからなくていいと『母の友』の作家のアトリエで答えておられた記憶です。
そんなことを知って、この詩集を読み返すと、一層肩に力が入らずに読めました。
元永さんお亡くなりになりましたね。ご冥福をお祈りします。(はなびやさん 40代・愛知県 男の子9歳)
【情報提供・絵本ナビ】