現代日本生物誌 ７

イネとスギ　

岩波書店
林良博　武内和彦　 稲村達也

• 価格: 2,090円（本体1,900円＋税）
• 発行年月: 2001年03月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784000067270

内容情報

[BOOKデータベースより]

農業と林業の主要な生産物として長年にわたって人々の生活に深く関わってきたイネとスギ。とりわけ戦後は干拓事業や拡大造林などで、国土の景観を変貌させるほど水田や杉林が拡大したのだが、今や貿易の自由化などの影響を受け厳しい現実に直面し、厄介者あつかいさえされるという事態にまでなっている。そのイネとスギがこれからいっそうの有用性を発揮していく道を、土地利用が果たす環境保全の機能に注目しながら考える。

第１部　イネ（イネと稲作；イネはモンスーン・アジアの申し子；コメ常食への道　ほか）
第２部　スギ（古代からのつきあい；大量生産されたスギ―江戸の木材供給システム；スギとコナラの役割転換―明治から現代まで　ほか）
第３部　討論・イネとスギは何を問うているのか

[日販商品データベースより]

米余りと荒れる山。とかく問題視されるイネとスギが有益性を発揮していく道を、土地利用が果たす環境保全機能に注目して考える。