この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 江戸人の老い
-
価格:935円(本体850円+税)
【2019年02月発売】
- 江戸人の性
-
価格:715円(本体650円+税)
【2013年12月発売】
- 大江戸死体考 増補
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2016年02月発売】
- 江戸藩邸物語 増補版
-
価格:968円(本体880円+税)
【2016年06月発売】
- 古文書に見る江戸犯罪考
-
価格:924円(本体840円+税)
【2016年10月発売】

ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
-
北区の太
-
いかに老いるべきか
現代より寿命が短いと思われている江戸時代に生きた人たちの記録の中から、必ずしも短命ではなかったという事実を明らかにするとともに、代表的な「老人」として第8代将軍吉宗をはじめとする3人を選び、彼らの老後について解説した一冊。吉宗などは、15人いる徳川歴代将軍の中でもかなり著名な部類に入ると思うのだが、その老後についてはほとんど知られていない(表舞台から消えた後のことになるので、当然といえば当然なのだが)が、そうした隠れた歴史を紐解き、我々に伝えてくれる。しかも、彼らに生き様を参考にしながら、どのような老後を過ごすべきか、迎えるべきかという切り口としたところは、現代の長寿社会を生きる上で非常に参考になる。
[BOOKデータベースより]
頑健・有能な大将軍であった徳川吉宗にも「老い」は訪れた。半身麻痺と言語障害を抱え手厚い介護を受ける一方で、側近たちに対しては往年の為政者としての力を発揮しつづけたという。家族との確執に悩み、七万字もの遺書をしたためた、ある偉人。世の安直な風潮を醒めた目で観察し、十八年にもわたる散歩の記録を残した不良老人。本書では丹念に史料を読みときながら、江戸に生きた三人の老いの姿を描き出す。それからの人生をどう生きるか?時代を超えて変わらぬ人生最後の問いへの示唆。
第1話 ある偉人の遺書―孤独と豊かさ(どろどろ家族;結婚遍歴;おもての顔)
[日販商品データベースより]第2話 それからの吉宗―大御所様残日録(華麗なる名君;史実とドラマの間;介護とリハビリの日々;もう一つの吉宗伝説)
第3話 老人は郊外をめざす―『遊歴雑記』を読む(元気なお爺さん;隠者のように;老後の達人;老年期の役割)
大将軍・吉宗の老後は?江戸の人々は「老い」の宿命とどうつきあったのか。貴重な史料から読み解く、三者三様の「その後の人生」。