- 鏡のなかの鏡
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迷宮
岩波現代文庫 Ｂ３１
Ｄｅｒ Ｓｐｉｅｇｅｌ ｉｍ Ｓｐｉｅｇｅｌ．- 価格
- 1,386円（本体1,260円＋税）
- 発行年月
- 2001年01月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784006020316
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ユーザーレビュー （2件、平均スコア：5）
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【きっかけの1冊】 父に小学校低学年のころ、誕生日プレゼントでもらった本。ミヒャエルエンデの父、エドガーエンデのふしぎな版画作品をモチーフにした短篇集。見てもよくわからないような変な版画が、物語を読むと動き出すように見えてきて、これで本を読む楽しさを覚えました。「舞台のうえの暗闇で、足を交互に組み換え続け幕が開くのを待つダンサー」、「耳元できこえる小さなささやき声『許して、ぼくはこれより大きな声ではしゃべれない。』」などなど、もう未だに心に残って思い出すものばっかり！ストーリーや起承転結は無いけれど、なんだかざらっと心にたまる一冊です。
のマークが目印です。
[BOOKデータベースより]
鮮烈なイメージと豊かなストーリーで織りなされる３０の連作短編集。一つずつ順番に、前話をゆがんだ鏡像のように映しだし、最後の話が最初の話へとつながって、読者をめくるめく意識の迷宮へと導く。人間存在の神秘と不可思議さを映し出す鏡の世界の物語は、『モモ』『はてしない物語』とならぶ、エンデの代表作である。