戦国大名と天皇

室町幕府の解体と王権の逆襲
講談社学術文庫　１４７１

講談社
今谷明　

• 価格: 1,056円（本体960円＋税）
• 発行年月: 2001年01月
• 判型: 文庫
• ISBN: 9784061594715

内容情報

[BOOKデータベースより]

足利義満の計略により喪失したかに見えた天皇の権威。しかし、将軍が求心力を失い幕府の解体がすすむなか、諸国の戦国大名が群雄割拠する戦乱の世が訪れる。そんな時流に乗じ、着実に果たされてゆく天皇による武家への逆襲―。日本史最大の謎の一つ、戦国期の天皇制の実態に迫り、天皇制存続の秘密を解明する刺激的な中世史研究。

第１章　治罰綸旨の時代
第２章　官位をめぐる相剋
第３章　即位儀礼と内裏修造
第４章　京をめざして
第５章　信長と天皇

[日販商品データベースより]

戦国時代の天皇制は崩壊寸前だったのか？ 室町幕府の解体が進み、戦国大名は上洛を目指す。義満により権威を喪失したかに見えた天皇は、この状況下に復権を図る。天皇制持続の秘密を解明する刺激的な研究