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18世紀における手話の「発見」 The deaf experience.
東京電機大学出版局 ハーラン・レイン 石村多門
啓蒙思想の花開いた18世紀後半は、聾教育と手話にもまた明るい日の射し始めた時代であった。本書に収められた7編のテキストは、その1764年から1840年の間にフランスで書かれたものである。百年を経ずして再び口話主義の暗黒に戻る運命の下、それらは先駆的であり、論争的であり、また思索的であり、愛情溢れるものであった。「ろう文化宣言以降」を掲載した日本版。
第1章 フォントネイ『**嬢宛ての手紙』(1765)第2章 デロージュ『ろう者の意見』(1779)第3章 ド・レペ『真の聾唖教育法』(1784)第4章 マシュー『自伝』(1800)第5章 シカール『先天聾の教育課程』(1803)第6章 ベビアン『ろう者と自然言語』(1817)第7章 ベルティエ『ろう者―ド・レペ神父以前以後』(1840)付録 ベル『聾者という人類の変種の形成についての覚書き』(1883)特別掲載 木村晴美・市田泰弘「ろう文化宣言以後」(2000)
啓蒙思想の花開いた18世紀後半は、聾教育と手話にもまた明るい日の射し始めた時代であった。本書に収められた7編のテキストは、その1764年から1840年の間にフランスで書かれたものである。百年を経ずして再び口話主義の暗黒に戻る運命の下、それらは先駆的であり、論争的であり、また思索的であり、愛情溢れるものであった。 聾者たる自分の思想生活を仮想の手紙形式で書いた、フォントネイの自伝(第1章)。パリの町で貧しくも自活していた聾者デロージュが、口話主義を論駁し、聾社会で用いられていた自然手話を擁護した小冊子(第2章)。聾教育史上、最も有名なド・レペ神父の著作から、教育者としての立場を述べた部分と、「方法的手話」で複雑な文法を説明する佳境を抜粋した第3章。その「方法的手話」を批判したシカールの教程本(第5章)は、多くの瑕疵を抱えながらも、実践的で生き生きとした教育の現場を目の前によみがえらせる。
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1位
又吉直樹
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2015年03月発売】
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[BOOKデータベースより]
啓蒙思想の花開いた18世紀後半は、聾教育と手話にもまた明るい日の射し始めた時代であった。本書に収められた7編のテキストは、その1764年から1840年の間にフランスで書かれたものである。百年を経ずして再び口話主義の暗黒に戻る運命の下、それらは先駆的であり、論争的であり、また思索的であり、愛情溢れるものであった。「ろう文化宣言以降」を掲載した日本版。
第1章 フォントネイ『**嬢宛ての手紙』(1765)
[日販商品データベースより]第2章 デロージュ『ろう者の意見』(1779)
第3章 ド・レペ『真の聾唖教育法』(1784)
第4章 マシュー『自伝』(1800)
第5章 シカール『先天聾の教育課程』(1803)
第6章 ベビアン『ろう者と自然言語』(1817)
第7章 ベルティエ『ろう者―ド・レペ神父以前以後』(1840)
付録 ベル『聾者という人類の変種の形成についての覚書き』(1883)
特別掲載 木村晴美・市田泰弘「ろう文化宣言以後」(2000)
啓蒙思想の花開いた18世紀後半は、聾教育と手話にもまた明るい日の射し始めた時代であった。本書に収められた7編のテキストは、その1764年から1840年の間にフランスで書かれたものである。百年を経ずして再び口話主義の暗黒に戻る運命の下、それらは先駆的であり、論争的であり、また思索的であり、愛情溢れるものであった。
聾者たる自分の思想生活を仮想の手紙形式で書いた、フォントネイの自伝(第1章)。パリの町で貧しくも自活していた聾者デロージュが、口話主義を論駁し、聾社会で用いられていた自然手話を擁護した小冊子(第2章)。聾教育史上、最も有名なド・レペ神父の著作から、教育者としての立場を述べた部分と、「方法的手話」で複雑な文法を説明する佳境を抜粋した第3章。その「方法的手話」を批判したシカールの教程本(第5章)は、多くの瑕疵を抱えながらも、実践的で生き生きとした教育の現場を目の前によみがえらせる。