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- 故郷の喪失と再生
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- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2000年05月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784787231734
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[BOOKデータベースより]
われわれは故郷を必要としているのか、あるいは、必要とさせられているのか。明治期から戦後、高度経済成長期を経て現在までの故郷をめぐる言説の変遷をたどり、そこに込められたイデオロギーの解説を試みる。まずは現代的な故郷イメージの起源を明治期の支配階級に帰し、故郷言説の政治性を明らかにする。戦後は望郷歌が人々の故郷への想いを克明に映し出していたが、その一方でノスタルジックな商品としてパッケージされた故郷が、消費型資本主義社会へ人々を駆り立てる装置として機能していた。そして、過疎に悩み、人知れず地図から消えていく故郷の村。五人の論者が、故郷再生の言説に潜むイデオロギーを描き出す。
第1章 都市空間と「故郷」
第2章 歌謡曲のなかの「故郷」
第3章 消費される「ふるさと」
第4章 「故郷」というリアリティ
第5章 過疎・廃墟・故郷