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- 物語文学史の論理
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語り・言説・引用
新典社研究叢書 125
- 価格
- 7,040円(本体6,400円+税)
- 発行年月
- 2000年01月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784787941251
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【2020年03月発売】
[BOOKデータベースより]
本論集を構成する十編の論文は、どれも作品という書き手の意図の一義的な意味に閉ざされた世界ではなく、昔話・神話と物語文学・初期物語と源氏物語・源氏物語と後期物語というふうに、作品と作品との対話=引用・パロディという間テクスト性の論理によって、読み手、読者によって史的因果関係がつけられたものばかりである。
1 ジャンルの規定=昔話・神話・物語―天人女房譚・異類婚姻譚の“語り”と“言説”を比較検討して
2 竹取物語の言説
3 あはれの主題を騙る文学―『竹取物語』の“語り”と“言説”再検討
4 光源氏物語の始発とかぐや姫引用―王権侵犯の主題生成=桐壺の更衣から光源氏・藤壺へ
5 車争い前後・六条御息所の“語り”・“言説”・“喩”―忍び所の愛妾たちと“喩”=擬きとしての源典侍物語
6 源氏物語と“明石”の力―外部・竜宮・六条院
7 源氏物語の表現と深層テクスト―二条の東院から六条院へ
8 喩と象徴の『堤中納言物語』―「虫めづる姫君」のパロディ・ジェンダー・セクシャリティ再考
9 物語文学の話型
10 研究史 源氏物語の“語り”と“言説”