戦後史のなかの日本社会党

その理想主義とは何であったのか
中公新書　１５２２

中央公論新社
原彬久　

• 価格: 1,078円（本体980円＋税）
• 発行年月: 2000年03月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784121015228

内容情報

[BOOKデータベースより]

敗戦直後、日本社会党が誕生した。戦前の無産政党を糾合し、「社会主義国日本」を目指しての結党である。しかし以後半世紀、一度として単独政権を打ち樹てることなく、ついに崩落した。社会党の歴史は、日米安保体制＝自由主義陣営を打破する闘いとそれに絡まる路線・派閥抗争の軌跡でもある。ソ連型社会主義と共振するその「理想主義」は、議会制民主主義と相容れない側面をもっていた。日本社会党を通して、戦後日本の全体像に迫る。

戦後社会主義の出発
「日米安保」を求めて
講和・安保に臨んで
６０年安保の疾走
後期冷戦のなかで
冷戦終焉と日本社会党の崩落
日本社会党の「理想主義」

[日販商品データベースより]

反安保・反米・親ソ・親中の外交政策と絶えざる派閥抗争の中で展開された戦後野党の軌跡を克明に辿る。