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本の森 6
Guldhja¨rtat.偕成社
ウルフ・スタルク マリアンネ・エンクヴィスト オスターグレン晴子- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 1999年05月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784039672605
[BOOKデータベースより]
いま、好きな人はいますか。あなたの想いは、相手に伝わっていますか。ほんとうに好きだと伝えたいとき、あなたならどうしますか。ピアノコンクール出場を目前にしているというのに、ルードヴィヒの頭の中は「ほんとうに好きだって証明して!」というカタリーナのことばでいっぱい。さて、想いはとどくのでしょうか。海を越え、国境を越えた心の森の物語。子どもから大人まで。
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価格:1,760円(本体1,600円+税)
【2018年11月発売】
スタルクの作品を読んできた中で意外感のある作品です。
内容は少年ルードヴィヒが一目ぼれした少女カタリーナに思いが通じるまでの、甘酸っぱい恋物語。
カタリーナに心を奪われてしまったルードヴィヒは、何とかして自分の本心を受けれてもらいたいと、いろいろなプレゼントをします。
それでもカタリーナはなかなかイエスと言ってくれません。
それは、カタリーナの両親が間もなく離婚するから。
自分にはずっと続く愛が欲しい。
ルードヴィヒの親も離婚して、現在は母子家庭です。
カタリーナの気持ちはわかります。
ピアノコンテストの前にして練習に集中できないルードヴィヒは、コンクール当日に突飛な行動に出ます。
とても映画的でロマンチックで、お話はハッピーエンド。
この作品の意外性は、ウルフならではのサービス精神が抑えられていることです。
一つは笑い。
私はウルフの作品のドタバタが好きです。
一つは背景の深堀。
この作品では、お互いの家庭環境があまり見えてこないのです。
最後にキーとなるメロディ。
ルードヴィヒがコンクールで弾いた曲、カタリーナの口ずさんでいた曲は何だったのでしょうか。
普段なら種明かししてくれているのですが。
この作品には、じらされてしまいました。
それだけ、二人の恋物語がストレートに描かれています。
他の読者はどう評価するでしょうか。(ヒラP21さん 50代・千葉県 男の子14歳)
【情報提供・絵本ナビ】