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[BOOKデータベースより]
数学の個々の内容についてそれが、いつ、どこで、どのようにして誕生し、どのように発展し、さらに世の中にどう役立っていったか、といった社会的意味と価値を知ることは重要である。そこで著者は、数学誕生地の世界探訪旅行を始めた。すでにお20回余、30余国に及んでいる。本書は、古代ギリシアで誕生した「論理(学)」を出発点として3000年間の人間社会と論理のつながりについて数学ルーツ探訪旅行記にまとめたものである。
数学での「直感と論理」の関係―数学とは何か?
『論理学』の誕生―B.C.8世紀のエーゲ海諸島
『論証学の開祖』ターレス―B.C.6世紀 イオニア学派
『詭弁学の開祖』エピメニデス―B.C.6世紀 クレタ学派
『整数論の開祖』ピタゴラス―B.C.5世紀 ピタゴラス学派
有名『4つの逆説』のツェノン―B.C.5世紀 エレア学派
易しい『作図の三大難問』への挑戦―B.C.4世紀 詭弁学派
“詭弁”と正面対決―B.C.4世紀 プラトン学派
集大成の『原論』ユークリッド―B.C.3世紀 第1アレキサントリア学派
代数の開発 ディオファントス―A.D.1世紀 第2アレキサンドリア学派〔ほか〕