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[BOOKデータベースより]
80年代以降のサブカルチャー批評の源流となった『気分は歌謡曲』を再編集、78年から84年の「ポパイ」連載コラム全151本を加えた電撃的決定版。ジュリー、郷ひろみ、ピンク・レディー、YMO、たのきん、聖子…、歌謡曲が歌謡曲だった最後の時代のクロニクル。写真142点。川勝正幸ほかが90年代の視点で読み解く音声多重注釈座談会つき。
「安全に絶望感にひたることができる」歌謡曲のラブホテル的感覚を大事にしたい
「郷ひろみ=プラスチック」説は私のオリジンですよ
外国っぽい曲をナマイキな感じを与えず作るクールスのジェームスは古典的アメリカのチンピラ顔
ピンク・レディーの創り出す宇宙感で日本人はすなおにアナーキーな気分になれる
加苗千恵は、声にぎんがあって、品がないアナクロをねらった“モダン演歌”が面白い
ラスベガス公演で乗りのよさを披露した五木ひろし超アクション、モダンど演歌で勝負を
久々に油っこいグループ、レイジーは往年のGS的音楽性を受け継ぐ古風なイメージ
“ニュートラっぽさ”が魅力の平山三紀色気あるシティガールの雰囲気なら橋本淳しかない
TVゲーム風歌謡番組『ザ・ベストテン』宇宙時代的なスターとの距離感がたまらない
クール・ファイブのカラオケは世界一合わせて歌うよりBGMとして流す方が不気味でいいね〔ほか〕