- 若い詩人の肖像
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- 価格
- 1,650円（本体1,500円＋税）
- 発行年月
- 1998年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784061976337
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「日本列島 本の旅」レビューコメント
英文学者・文芸評論家として有名な伊藤整の自伝的な小説。伊藤整が、小樽高等商業（現在の小樽商科大学）に在学した当時の数年間を扱う。著者の青春を扱うもので、初めて小樽に行ったときに、この小説を持って行って読んだ。伊藤が先輩の小林多喜二とすれ違ったときのことなどを想像しながら、この小説に出てくる小樽商科大学に行く坂を上ったのを思い出す。(mendeleev／男性／５０代)
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[BOOKデータベースより]
小樽高等商業学校に入学した「私」は野望と怖れ、性の問題等に苦悩しつつ青春を過ごす。昭和三年待望の上京、北川冬彦、梶井基次郎ら「青空」同人達との交遊、そして父の危篤…。純粋で強い自我の成長過程を小林多喜二、萩原朔太郎ら多くの詩人・作家の実名と共に客観的に描く。詩集『雪明かりの路』『冬夜』誕生の時期を、筆者５０歳円熟の筆で捉えた伊藤文学の方向・方法を原初的に明かす自伝的長篇小説。