- スウェーデン館(やかた)の謎
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- 価格
- 869円(本体790円+税)
- 発行年月
- 1998年05月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062637930
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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「オススメの夏の文庫100冊」レビューコメント
ネタバレにならない程度にご紹介すると、雪深い裏磐梯にある地元ではスウェーデン館とよばれるお屋敷で起こる殺人事件の謎を解くミステリー小説です。有栖川有栖は推理作家の設定、火村英生は犯罪社会学者の設定で有栖川が取材で訪れた先で遭遇した殺人事件を、京都にいる火村を呼び出し雪の上の足跡の謎や、登場人物の過去の出来事などを紐解き事件を解決に導きます。細かな事件の概要や謎解きはネタバレになるので控えますが、何故私がこの国名シリーズが好きなのか。それは本格ミステリー小説なのに硬い緊張感がなく、登場人物が優しく(って書くと殺人事件なのにおかしいですが)そして読み終わったときのあの温かな気持ちになる、あの感覚が好きなのです。推理小説ってどこか冷たく、またドロドロした感じがあるのですが、有栖川有栖が描く推理小説は、どこか爽やかな風が吹いているのです(いい意味で)謎解きもものすごく難しかったり、最後まで納得できないような内容ではなく読み終わったときにスッキリと自己消化できる謎解きだったりします。だからといって簡単な謎ではありませんが(^^;)また推理ばかりが秀でているわけではなく、その物語や登場人物の背景もスイスイ読み進められるほど魅力があります。話のテンポがいいのも、スイスイ読める要因でもあるのかな?それまで私は推理小説って苦手だったんですが、この有栖川有栖の火村&有栖川コンビの作品に出会ってから、苦手意識がなくなりました。
[日販商品データベースより]
有栖と火村の名コンビ、国名シリ−ズ第2弾! スウェ−デン館と呼ばれるログハウスに招かれた有栖川有栖が遭遇した驚愕の殺人事件!