- 復活の日
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- 価格
- 902円(本体820円+税)
- 発行年月
- 1998年01月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784894563735
[BOOKデータベースより]
MM‐八八菌―実験では、摂氏五度で異常な増殖をみせ、感染後五時間で九十八%のハツカネズミが死滅!生物化学兵器として開発されたこの菌を搭載した小型機が冬のアルプス山中に墜落する。やがて春を迎え、爆発的な勢いで世界各地を襲い始めた菌の前に、人類はなすすべもなく滅亡する…南極に一万人たらずの人々を残して。人類滅亡の恐怖と、再生への模索という壮大なテーマを描き切る感動のドラマ。
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ユーザーレビュー (2件、平均スコア:4.5)
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★プロ書店員レビュー★
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スナックあけぼの橋のポスターって
細菌兵器が漏れて人類が滅亡するというSFです。SFではあるけれど、描写は純文学です。普通だったら世界中に蔓延した細菌によるパニックとそこで闘う人類を細かく描きそうなところを、実にあっさり素通りしています。この小説における細菌はあくまでもプロセスであり、メインの盛り上がりは終盤にやってきます。舞台は1960年代後半。50年経った今こそ再読の価値あるいかにも”左がかっていた京大生”らしい作品です。
レビュアー:加藤永人 / リブロ / 男性 / 50代
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HonyaClub.comアンケート
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「おすすめSF作品」レビューコメント
映画化もされた有名な小説ですが、人類滅亡に向けたパニック小説の中では最もオススメです。最初は学生の頃読みましたが、今読み返しても古臭さは感じません。最悪の結末から新たな出発が始まるシーンが素晴らしい。(ハムイチ/男性/50代)
角川映画が邦画界の一大ムーブメントであった最中、当時としては常識外れの製作費を投入して映画化された、パンデミックもの、あるいは終末テーマの代表作だ。つまるところフィクションというのは「大ぼらをいかにしてもっともらしく信じさせるか」に作者の技量が問われると思っている。その意味でこの小説はお手本のようなものだ。とにかく小松さんの小説は「ストーリーを持った論文」と称されることが多く、当該作品もこの例に洩れず、人類の死滅と復活という大テーマを最新の科学技術で下支えしている。そして、傑作の証左として時代を経ても決して古びることがない。読め。
中山七里/作家
3 SPECIAL BOOKS掲載日:2013/10/24
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