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[BOOKデータベースより]
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みんなはすこしかんがえてから、「いいねえ、それ。」といって、そのつもりになりました。荒井良二、ファン待望の新作。
[日販商品データベースより]荒井良二、ファン待望の新作!
みんなはすこしかんがえてから、「いいねえ、それ。」といって、そのつもりになりました。
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「そのつ森」という名前の森のおはなし。森にある空き地をどんなふうに使おうか、いつも動物たちが会議をしています。サルがでてきて、空き地に穴を掘って温泉にしようといいます。みんなは少し考えてから、「いいねえ、それ。」と言って・・・そのつもりになりました。いろんな案が出てきて、みんなでそのつもりになります。
緑色が美しい、「そのつ森」。動物たちはそれぞれ自分たちの案をいいあい、みんなでそのつもりになります。そんなことを、ずっとずっとやっている。のんびり、ゆったりした気持ちになれる絵本です。何かをしなくては、と言いながら、やったつもりになってなかなか取り掛からない動物たち。「何もしないでこのままがいい」という意見を受け入れることができません。いろいろ話し合っていたのに、大きな牛がでてきたので隠れてしまい、それでも小さく話し合いを続ける、なんだか人間の社会でもこんなことがあるような気がします。
そのつ森、という名前の森に住む動物たちのお話です。
そのつ森には、空き地があって、みんなでその使い道を考えているのですが、なかなか決まらないのです、何年も。
それもそのはず。
誰かが意見を出すと、いいねえ、それと言うんだけれど、みんなそのつもりになるだけで、動こうとしないんですから。
でも、すっごく分かる気はしました。
りすが、このままでいいと思うと意見したことへ、みんなが同意しなかったのも、何だかリアルでした。
分かっちゃいるけど。そんな風に思いながらも、ずっとそのまんまの空き地のようなこと、自分にも沢山あるなぁと反省しました。
なかなか重い腰をあげられない大人へ向けた絵本かなと感じました。(tori.madamさん 30代・大阪府 女の子7歳、女の子4歳)
【情報提供・絵本ナビ】