- 孫子
-
- 価格
- 1,375円(本体1,250円+税)
- 発行年月
- 1997年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784061592834
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[BOOKデータベースより]
「戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり」などの名言で知られる『孫子』。春秋時代の孫武が著わし、二千年以上も読み継がれた名高い古典は世界最古の兵法書として、また人間界の鋭い洞察の書として親しまれ、今日もなお組織の統率法や人間心理の綾を読みとるうえで必携とされている。本書は、従来の宋時代のテキストより千年以上も古い前漢武帝時代の竹簡文に基づく精密な唯一の解説である。
第1章 計篇
[日販商品データベースより]第2章 作戦篇
第3章 謀攻篇
第4章 形篇
第5章 勢篇
第6章 虚実篇
第7章 軍争篇
第8章 九変篇
第9章 行軍篇
第10章 地形篇
第11章 九地篇
第12章 用間篇
第13章 火攻篇
「戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり」などの名言で知られる『孫子』。春秋時代の孫武が著し、二千年以上も読み継がれた名高い古典は世界最古の兵法書として、また人間界の鋭い洞察の書として親しまれ、今日もなお組織の統率法や人間心理の綾を読みとるうえで必携とされている。本書は、従来の宋時代のテキストより千年以上も古い前漢武帝時代の竹簡文に基づく精密な唯一の解説である。
「『孫子』は中国が誇る古典であるが、本場の中国よりも、むしろ日本の方に愛好者が多い。甲斐武田氏が『孫子』軍争篇の一節を軍旗に掲げ、「孫子の旗」として尊重したことにも、それは現われている。
江戸時代に入ると、徳川幕府が『孫子』以下の武経七書を官版として刊行し、諸大名に配布したりしたので『孫子』は一層普及して愛読者の数を増やして行った。そこで儒学者たちも、競って『孫子』に注釈を加えたのだが、こうした風潮は明治以降も衰えを見せず、『孫子』を精密に読解しようとする努力が重ねられて、今日まで多くの注釈を生み出してきた。
そもそも古典に注釈を施す場合は、なるべく書写年代が古く、しかも精善なテキストを底本に使用することが望ましい。この意味で、一九七二年に、山東省臨沂県銀雀山の前漢時代の墓から、竹簡に記された『孫子』が出土したことは、画期的な意義を持つ。それまで『孫子』のテキストは、宋代より前には溯さかのぼれなかったのだが、この発見により、一挙に千年以上も溯ることが可能になったからである。
そこで一九八六年に、講談社から『中国の古典 孫子』を出すにあたり、私は思い切って新出の竹簡本を底本とする方針を採った。あれからもう十年余り経つが、竹簡本を用いた『孫子』の注釈書は、わが国では依然としてこれ一種のようである。しかも前著は、かなり以前から入手困難な状態にあると聞く。したがって今回それが学術文庫の一冊に加えられて、再び読者の目に触れる機会を得たことは、著者の喜びとするところである。」(「学術文庫版への序文」より)