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[BOOKデータベースより]
文学や思想に対する言語を通しての鋭い直観は、日本の伝統的な文化をめぐる諸篇にも顕著である。また、少年のころ漢籍の素読を教わった祖父や、恩師の鈴木虎雄を始めとする先学、留学時代に会った魯迅、そして兄たちの思い出を語る文章は、著者の音容を偲ばせてやまない。著者の学問の全貌を初めて明らかにする。
墓誌銘の文法の破格―そのコレアニズム
稲荷山古墳の鉄剣銘と太安万侶の墓誌の漢文におけるKoreanismについて
「三笠の山に出でし月かも」
『弘決外典鈔』(五臣注文選紙背文書)解題
清原宣賢の『毛詩抄』について
米沢訪書記
荻生徂徠『論語徴』解題
頼山陽の詩文について
中国人が観た江戸時代の漢詩
新語と片カナ〔ほか〕