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- アザラシとくらした少年
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岩崎書店
レイフ・マーティン デイビッド・シャノン 常盤新平- 価格
- 1,495円(本体1,359円+税)
- 発行年月
- 1996年09月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784265055227
[BOOKデータベースより]
この物語は、チヌーク族というインディアンに伝わる、古いお話です。川べであそんでいたぼうやが、川におちて、行方不明となりました。一族みんなで、岸べの草むらから谷まで、くまなく、さがしましたが、ぼうやは、とうとう、みつかりませんでした。大きな川が海にそそぐあたりに、小さな島がありました。アザラシが、たいそう気にいっている島でした。日が高くのぼるころになると、アザラシは岩へはいあがって、きもちよさそうに、ごろんとねそべります。ある年の春のことです。この島で、アザラシといっしょにあそんでいる、ひとりの少年が発見されました。ぼうやです。
この物語は、チヌーク族というインデアンに伝わる、古いお話で
す。5つか6つくらいになるぼうやが、とうさんが、せっせとカヌー
つくりをしていたところ、遊びに飽きて一人で家に帰る途中に
行方不明になってしまいました。その少年は、アザラシに育て
られていて、家に連れ帰ってもアザラシと暮らすことを選んだのが
とてもショックでした。とうさんとかあさんも少年のことを心から
愛しているのが伝わってくるし、アザラシの両親も少年と一緒に
暮らしたいのも伝わってきました。春がく、るたびに、少年がつくっ
た新しいカヌーとかいが、送られて生きていると確認できても
私には、あいたくてたまらない気持ちになります。どうしても
少年の居場所が両親の元でないのかと思うばかりでした。
きっと私は、今でも子離れが出来ていない情けない親なんだと
泣けてきました。(押し寿司さん 60代・愛知県 )
【情報提供・絵本ナビ】