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[BOOKデータベースより]
ナルシス・TV・いじめ・そしてオウムが見えてくる。現代を反射する野島ワールド。ヒット作『家なき子』『高校教師』『未成年』etc.の徹底解剖。
第1章 橋田寿賀子→野沢尚→野島伸司―「共感」のドラマから「反射」のドラマへ
第2章 『すてきな片想い』→物語の欲望→少女漫画―なぜドラマから差異記号が消えつつあるのか
第3章 『101回目のプロポーズ』→恋愛論→ナルシスの模像―野島ドラマとは自分である、と視聴者がいう
第4章 『愛という名のもとに』→分類の魔→抑圧する60年代―「現在」が「過去」に捕捉されるまで
第5章 『高校教師』→崇高化→女子高生のフェティッシュ―過剰な物語のみがリアルを獲得する
第6章 『ひとつ屋根の下』→ファミリー・ロマンス→“同じ行為”―挿話同士が家族関係となる物語
第7章 『この世の果て』→トラウマ→盲人のナルシス(オウム)―ドラマにより視聴者の血が実体化される
第8章 『家なき子』→「安達祐実25歳説」→父の否定―子供の欲望があぶりだされる
第9章 『人間・失格』→鹿川君と大河内君→陰謀家の自罰―あらゆる閉域は瓦解するだろう
第10章 『未成年』→「はじまり」の律動→TV的記憶の反芻―野島だけが「はじまりの終わり」を描いた