啄木について

和泉選書　１０１

和泉書院
上田博（日本近代文学）　

• 価格: 2,750円（本体2,500円＋税）
• 発行年月: 1996年05月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784870887794

内容情報

[BOOKデータベースより]

思想の裂け目、抒情の海―「時代閉塞の現状」と『一握の砂』
詩人の成長と死―「渋民村」より「病室」へ
旅の記憶『一握の砂』―秋をゆく旅人
或る男の最期『悲しき玩具』―歌集百花繚乱の季節の後
島島の上に秋の風吹く―韓国・ソウル大会に寄せて
宇宙から来たタクボク
「ローマ字日記」を筆写する―近代の頽廃ということ
小説の中の歌人―「鳥影」を再読する
透谷から遠く、近く―明治文学史の中の『明星』
海を渡る啄木―国際会議の意義にふれて
抒情の運命、世界のゆくえ―学会創立五周年を迎えて
「石川啄木」とは何者だろう