[BOOKデータベースより]
野菜大会の賞品としてベンさんがもらったこぶたのブータン。かわいがって育てるうちに、馬よりも牛よりも大きくなって、とうとうTV局までとんできます。その評判を聞いた遠い町の市長さんが「博覧会の見せ物用に貸して欲しい」とやってきて…。生命力あふれる絵と体温が伝わってくる語り口で、子どもにも大人にも、“良いもの”を残してくれる本。
[日販商品データベースより]ベンさんが野菜くらべ大会の一等賞でもらった子ぶたのブータン。餌をどんどん食べ、見物人がやって来るほど巨大なブタに成長しました。ある日、遠い町の博覧会でゾウと比べっこをしないかという話が持ち上がって…。
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農家のベンさんは、村の野菜比べ大会で入賞し、ご褒美に子豚をもらう。ベンさんは愛情たっぷりに子豚を育て、子豚はどんどん大きくなり…
家畜、というと食べたり、換金する道具のように扱われているが、本当は生き物はどれもかわいい。嫌がる動物を何も殺して食べなくても、十分に健康な生活ができるほど、地球には他に食べるものがある。
私は最近、子ブタと遊べるマイクロブタカフェで、子豚と触れあってから、すっかりブタファンになった。ブタは賢い生き物で、きちんと躾ができて、犬のように芸をしたり、猫のように気分を表現したりする。自分の意思を持って行動し、体に触ると温かく、剛毛がゴワゴワしているのに、まつ毛が長くてチャーミングだったりする。
ペットは家族や友達だから、普通は食べたりしない。
ブタに触れあってから、私はブタは友達だと思えた。友達を殺して食べたりしない。それからはベジタリアンになった。
(出先で肉料理を出されたら、仕方なく食べる。食べるのを拒否しても、殺された動物は生き返らないから)
農家が、採算がとれる商売で、近所の人達とうまくやっていけるのなら、農家でもよかった。この絵本のように、幸せな農業をしている人がもっとたくさんいたら、人間も動物も幸せになるのだろうと思う。心にも、生活にも余裕があれば、環境に配慮した生産活動もするのかもしれない。
今の農業や畜産業、動物に対する問題を考えさせられる。
この絵本のように、素晴らしい生活が、あらゆるところで実現することを切に願う。(渡”邉恵’里’さん 40代・東京都 )
【情報提供・絵本ナビ】