[BOOKデータベースより]
ラルフはあくたれねこでした。もう、これでもか、というほどの。セイラがかわいがってもおかまいなし。セイラは、からかわれても、パーティーをだいなしにされても、お母さんのお気に入りの鳥を追いまわされても、お父さんのパイプでしゃぼん玉をとばされても、ラルフがすきでした。ラルフはセイラのねこでした。ところがある日、ラルフのあくたれは、度をこしてしまいます。ねこが、ぜったいやらないことを、しでかしたのです。サーカスでのできごとでした。「きょうのラルフのいたずらはひどすぎる」と、お父さんはいいました。「ラルフ、ときどきあんたをかわいいとおもえなくなるわ。」と、セイラはいいます。ほんとに、そのとおりでした。最後には、セイラの愛がまさり、ほんのすこしいい子にしていれば、やさしくしてもらえるということが、ラルフにもわかります。そして、ラルフのあくたれぶりも変わります。でも、やさしくおもいやりのあるねこに大変身したラルフでも、たまにはあくたれたい、という誘惑にまけてしまうこともありますけど、ね。4才くらい向き。
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表紙の絵でちぎった人形を持って不敵な笑みを浮かべる悪そうな赤い大きな猫、それが「あくたれ」ラルフ。セイラの猫です。でも・・・これが相当な「あくたれ」なのです。セイラを困らせてばかりか、セイラの大好きなパパを怒らせたり、ママを悲しませたり。あんまりの振る舞いに、みんなでサーカスに行った時とうとうみんなを本気で怒らせてしまいます。 ラルフの「あくたれ」ぶり、その後のラルフの受難、そしてそれを大きく上回る家族の愛情。その3つがこのお話にめりはりをつけてぐいぐいと惹き付けられる展開になっています。アメリカで大ヒットしたこの絵本、世界中で愛されているのもうなずけます。 良い子にもいたずらっ子にも「ぴりっ」と効きそうな絵本ですね。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
この絵本を知るまで恥ずかしながら「あくたれ」という言葉の意味を知りませんでした。
なので、年長の息子も「あくたれ」という言葉の意味がわからないかも?と思ったのですが、特に言葉の意味は質問されませんでした。
きっとお話の流れでなんとなく、どんな意味の言葉なのかわかったのでしょう。
子供ってすごいなぁと思いました。
この絵本は息子はほとんどもってこないのですが、私は時々息子が寝る前にこの絵本をリクエストします。
それは、息子がワガママを強く言った日などです。
ひどいいたずらをして、まるで息子そのものだと思いながら読みますが、きっと息子本人も自分とラルクを重ねて聞いているのではと思いました。
最後の方にラルクが家族に抱きしめられるページがあるのですが
そこを見るととても幸せな気持ちになります。
いたずらをしても大好き。しょうもないことをしても大好き。
無条件でラルクのことが好きだということがよく伝わってくるので
子供は聞いていてとても幸せな気持ちになると思います。
思わず「○○くん(息子の名前)とラルクはそっくりね」と言いたくなるのですが、あえてぐっとこらえます。
この絵本の感想を親が言ってしまうと、この絵本のよさが半減してしまう気がするので・・・
読み終わった後にお休みのキスをしたら、なんだかいつもより嬉しそうな感じでした。
『あくたれラルク』を読んだあとだからかな?と思いました。
最近子供のいらずらにイライラするというお父さんお母さんの心もこの絵本を読むことで癒される気がしました。
いたずらっ子のいる家にお勧めです。(MAYUCLUBさん 30代・東京都 男の子5歳、女の子0歳)
【情報提供・絵本ナビ】