[BOOKデータベースより]
うどん粉の化粧に編み笠かぶり、きょうも都大路を人間ウォッチング。「人間というのはおかしなものだ」。
[日販商品データベースより]京の都の羅生門に住んでいる、力は強いが心優しい鬼が主人公のお話。都見物が好きなこの鬼は、うどん粉の白塗りで女に化け、笠をかぶって出かけますが……。
渡辺綱と羅生門の鬼の伝説を元に、作者のゆかいで優しい空想の世界が広がります。
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図書館の昔話の棚にあったので、馬場のぼるの描く昔話、読んでみたいわ♪と思って手に取りました。
息子は最初「借りない!」と言っていたのですが、表紙に描かれている11ぴきのねこに出てきそうな、ねこのイラストを見て、借りる気になりました。
11ぴきのねこが大好きな息子は、鬼の絵だけでは借りなかったかもしれません。
内容は見てビックリ、昔話ではなく羅生門の鬼の伝説と歌舞伎をベースにした創作絵本なんですから。
鬼というと、怖いと言うイメージが付きまといますが、この鬼はまったくの正反対。
良い鬼、心の優しい鬼、なんです。
最初は「ねこどこ?」と言っていた息子ですが、内容に触れ、すぐに夢中になりました。
鬼の口癖である「むにゃむにゃ」や、「つむじかぜがくるぞー」のセリフが特に気に入ったようで、その部分は自分で読みたがります。
読み終わった後は、その先の物語を想像したりと、余韻に浸れる絵本です。(ヤキングさん 20代・東京都 男の子4歳)
【情報提供・絵本ナビ】