雄弁の動機

ルネサンス文学とレトリック
Ｔｈｅ　ｍｏｔｉｖｅｓ　ｏｆ　ｅｌｏｑｕｅｎｃｅ．

ありな書房
リチャード・Ａ．レイナム　早乙女忠　

• 価格: 5,500円（本体5,000円＋税）
• 発行年月: 1994年09月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784756694355

内容情報

[BOOKデータベースより]

ヨーロッパの文学的伝統に流れる〈ホモ・レトリクス〉という概念と、〈ミメーシス〉の理論を再検討し、カスティリオーネ、ラブレー、シェイクスピアなど、ルネサンスの文学的・思想的巨人を読み直し〈ルネサンス文学〉を再解釈する。

第１章　レトリック的人生観
第２章　基本的な戦略―プラトンとオウィディウス
第３章　遊戯と高貴なるまじめさ―チョーサー
第４章　オウィディウス的シェイクスピア―『ヴィーナスとアドーニス』および『ルークリース』
第５章　二重の詩学―『ソネット集』
第６章　二重の演劇―『ハムレット』
第７章　中庸体としての自我―『宮廷人』
第８章　遊戯と目的の争い―『ガルガンチュワとパンタグリュエル』
第９章　演劇的現在―シェイクスピアのヘンリー諸王劇