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価格:2,750円(本体2,500円+税)
【2021年01月発売】
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[BOOKデータベースより]
この世界に居場所がなく、〈女らしさの文化〉の枠組みからはみ出す〈私〉を表現しようとする自己語りの欲求と、マスターストーリーが隠蔽した女の内面を、想像力によって語り直す物語の再生と。物語と反物語の愛憎関係に内在する、ジエンダーの視点と問題に批評の光をあて、女性の文学空間の全容を解き明かす。
序章 〈他者〉の発見と回避―性差の文化と女性表現
1章 物語と反物語の風景―女性の自己語りと物語の行方
2章 女への逃走と女からの逃走―近代日本文学の男性像
3章 〈異類〉としての自己認識―日本近代女性文学における脱出と放浪
4章 女性表現と身体の変容―〈異界〉への越境
5章 霧と森の世界―大庭みな子における物語の原型
6章 共生と循環―大庭みな子の〈森の世界〉の変容
7章 動物の葬礼と参列者―富岡多恵子における女性のナラティブについて
8章 〈凡人〉の生態―生き物としての生と脱出願望
9章 〈老い〉の風景―岡本かの子『老妓抄』と林芙美子『晩菊』
10章 女性の〈自己語り〉と自伝の未完性―リリアン・ヘルマンの『未完の女』
付論 映像の中の〈男と女の物語〉