遺跡保存を考える

岩波新書　新赤版３１８

岩波書店
椎名慎太郎　

• 価格: 726円（本体660円＋税）
• 発行年月: 1994年01月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784004303183

内容情報

[BOOKデータベースより]

先人たちの歴史・文化を刻んだ遺跡が、いま、急速に消えつつある。全面保存された吉野ヶ里遺跡は幸運な例で、そのほとんどは開発の波にのみこまれている。消えゆく遺跡が現代に語りかけるものは何か。保護するしくみをどうすればよいのか。保存に心を砕く市民、自治体職員の姿を描くとともに、歴史的環境のなかで生きるための方策を語る。

プロローグ　いまなぜ遺跡保存か
１　遺跡保存の危機
２　保存運動と裁判は、いま
３　遺跡保護のしくみ
４　遺跡保存を今後どうしたらよいか
エピローグ　再び、いまなぜ遺跡保存か