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【2004年01月発売】
[BOOKデータベースより]
ロシア南部、ロストフ州の森の中で少女の死体が発見されたのは、1982年6月のことだった。死体は裸で、全身をナイフで切り刻まれ、両目をえぐり取られていた。これが、以後8年間に50人以上の生命を奪った、ロシア史上最悪の連続殺人事件の発端だった。主任捜査官ブラコフの努力もむなしく、犠牲者は増えつづけた。子供たちを次々と森の中に誘い込み、惨殺している犯人は、どんな人物なのか?ブラコフは精神科医と協力し、恐るべき連続殺人犯の実像に近づいていく。そしてついに一人の多重人格者が逮捕された。だが、取調べ中に彼が語った真実は、捜査官たちの想像をはるかに超えるものだった。多重人格者による連続殺人事件を詳細にかつ迫真の筆致で再現し、全世界に衝撃を与えた話題のノンフィクション。
1 森のなかの死体
2 捜査
3 ユーリー・カレニクの自白
4 反社会的性生活を送る女たち
5 殺人者の狂乱
6 同性愛者の弾圧
7 モスクワの死体
8 行き詰まり
9 浮上
10 罠
11 自白
12 殺人犯の横顔
13 裁判