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- 名詩の美学
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黎明書房
西郷竹彦
- 価格
- 2,990円(本体2,718円+税)
- 発行年月
- 1993年07月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784654075478


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[BOOKデータベースより]
明治以降今日までの名詩の中から、小・中・高の国語教科書の教材としてなじみの深いものを中心に、著者の美の構造仮設によって詩のもつ多様な美(おもしろさ)の世界を鮮やかに読み切る。
序 現実をふまえ、現実をこえる世界―佐藤春夫「海の若者」
1 矛盾するイメージの二重性―井伏鱒二「つくだ煮の小魚」
2 美の典型をとらえる―村野四郎「鹿」
3 一瞬にして永遠なる世界―三好達治「大阿蘇」
4 イメージの筋が生みだすもの―小野十三郎「山頂から」
5 現実と非現実のあわいの世界―中原中也「一つのメルヘン」
6 象徴化されていくプロセス―萩原朔太郎「およぐひと」
7 日常性に非日常性を見る―長谷川龍生「理髪店にて」
8 心平詩の〈つづけよみ〉―草野心平「天」「作品第拾捌」「海」
9 否定態の表現―中野重治「浪」
10 たがいに異質な感情の止揚―高村光太郎「ぼろぼろな駝鳥」
11 現実が虚構である世界―丸山薫「犀と獅子」
12 無意味の意味―谷川俊太郎「であるとあるで」
13 自他合一の世界―安永稔和「水のなかで水がうたう歌」
14 一即一切・一切即一―高見順「天」
15 自己の存在証明―石原吉郎「木のあいさつ」
16 天を見下ろす逆説―山之口貘「天」
17 自己分裂・喪失の悲喜劇―藤富保男「ふと」
18 根拠なき推理の生む虚像―藤富保男「推理」
19 生命の芽ぶくドラマ―安東次男「球根たち」
20 まとめられぬまとめ―詩の美のかぎりない多様さ