- 在庫状況:在庫あり(1〜2日で出荷)
- 後宮小説 改版
-
- 価格
- 781円(本体710円+税)
- 発行年月
- 1993年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784101281117
ユーザーレビュー (3件、平均スコア:5)
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
- HonyaClub.comアンケート
-
「おすすめSF作品」レビューコメント
珍しく新聞の書評に目を通して気になり、購入して引き込まれて読み終わるまでの数時間、座り込んでいたのを今でも覚えている、そういう作品である。改めて調べると1989年の発表であり、25年も前の作品であることに驚いている。25年間に多くの作品が発表され、この作品と肩を並べられる奇抜な作品もあるだろう。だが、この作品をどれだけの人が知っているだろうか。 特に中国史や歴史が好きな方は是非、一読して頂きたい。(tekkamaki_daisuki/男性/40代)
- ほんらぶキャンペーン
-
「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
中学生のとき、ファンタジーノベル大賞をアニメ化したというアニメを観て、原作を読みました。初めのうちは、ちょっとエロい話だったのですが、これが、大スペクタクルへと変遷していきます。中国っぽい王朝の歴史絵巻の要素もあり、歴史好きな私の、今まで読んだ中でお気に入りの一冊です。ただ、完全なフィクションですので、中国の王朝名や、登場人物の歴史をさがそうなんて思わないように。(探してしまった一人です。)
- sige
-
中国の歴史小説を読んでいるよう
いきなり「腹上死」だからインパクトが強い。
史実とは全く関係のない、ある時代の中国のような所の話。“軽い”架空の歴史小説といった感じである。とにかく出てくる史料“後宮七典”“素乾通鑑”や皇帝の名前“槐宗”“衒宗”、そして時代など実際にありそうなのだが、全てが架空なので初めは戸惑うが読みやすい。
“後宮”(日本でいうと“大奥”にあたるところか)の女官に志願した天真爛漫な田舎娘“銀河”の物語。読み終わって見ると“エロチック”ファンタジーという感じか。中国の雰囲気がしっかりと醸し出されている。あたかも“銀河”なる正妃が存在していたかのような錯覚を覚え、読後もしんみりと心に染み込んでくる。旨いと思う。
[BOOKデータベースより]
時は槐暦元年、腹上死した先帝の後を継いで素乾国の帝王となった槐宗の後宮に田舎娘の銀河が入宮することにあいなった。物おじしないこの銀河、女大学での奇抜な講義を修めるや、みごと正妃の座を射止めた。ところが折り悪しく、反乱軍の蜂起が勃発し、銀河は後宮軍隊を組織して反乱軍に立ち向かうはめに…。さて、銀河の運命やいかに。第一回ファンタジーノベル大賞受賞作。