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- 王者ジンギスカンの最期
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- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 1992年10月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784652018828
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【2024年01月発売】
【あらすじ】
部族ごとに争っていたモンゴル高原の遊牧民族たちは、テムジンを中心として一つの民族にまとまっていった。正式に大王「カン」となったジンギスカンは、近隣諸国を次々と征服し、大モンゴル帝国の基盤を築く。ジンギスカンの壮年期ー死、死後の時代までを描く。漫画:豊川 豊
・世界発掘物語(2) 眠りから覚めた古代(エジプトの古代王朝の話)
文章:たかし よいち
【感想】
大河ドラマのモンゴル帝国・ダイジェスト版を漫画で表現したら、こんな感じ。
非常によくまとまっていて、わかりやすく、感動的だった。
モンゴル民族の、いろいろな風習もさりげなく漫画に描かれている。
最初に、親友にして最大のライバルだった人との別れが描かれている。戦国時代の無情さが伝わってくる。勇士たちの戦いの様子、戦争の残酷さ、歴史の厳しさなどがよくわかる。本当の英雄について、考えさせられる作品。
ジンギスカンの墓は見つかっていない、という。その墓を探す探検家の話もちょっとだけ載っていて、興味深い。モンゴルの遊牧民族の行動力や生活力のすばらしさに驚いた。
漫画の後は、古代エジプトの話。ピラミッドやミイラなど、イメージしやすい話題。古代の王様が永遠の命や復活を願って丁寧に作らせたミイラも、時代が下ってくると、墓泥棒に荒らされたり、変な薬として使われたりして散々な扱い。そんなミイラにまつわる周辺事情がよくわかった。王様と言えども、死後の死体を後世の人に雑に扱われてしまって、あの世で残念に思っておられるのだろうか。ちょっとお会いしてインタビューしてみたい。(渡”邉恵’里’さん 30代・東京都 )
【情報提供・絵本ナビ】