国境をこえるドイツ

その過去・現在・未来
講談社現代新書　１１０７

講談社
永井清彦　

• 価格: 694円（本体631円＋税）
• 発行年月: 1992年07月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784061491076

内容情報

[BOOKデータベースより]

統一なった「大国」ドイツは再び「脅威」となるのか？錯綜した中・東欧の歴史をたどりつつ、その将来をさぐる。

第１章　ポーランド―錯綜した国境が生む緊張（ポーランドの中のドイツ人；原住民「シュレージェン族」はどう生まれたか；断崖のような経済の格差；善隣友好条約が積み残した難問）
第２章　ロシア―自信を失った「大きく強力な隣人」（なぜ「ドイツへの回帰」なのか；ドイツ騎士団とハンザ都市の歴史；西ヨーロッパへの窓、サンクト・ペテルブルク；ヴォルガ・ドイツ人をめぐる悩み）
第３章　チェコスロヴァキア―民族抗争の長い道（「ズデーテン・ドイツ人」の悲劇；追放、補償、そして「経済的保護領」；繰り返されてきた中世以来の民族対立；民族共存の失敗の歴史をこえて）