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現代教養文庫 1415
社会思想社 野間宏 立松和平
デビュー作『暗い絵』から『青年の環』、『生々死々』まで、常に時代と向き合い「全体小説」を追求しつづけた作家野間宏は、1970年代以降、壮絶な挑戦を開始する。日本の文学者としてはじめての生命操作、環境破壊への取り組みである。侵略と専制の時代の生と死をわかつ「地の穴」と、オゾン・ホールに象徴される「天の穴」とを、現代世界に通底する「生命」の問題として見据えるべく歩きつづけ、みずからをテキストとする「対話」をもって実践したのである。
科学の危機と人間の復権(高木仁三郎)人間の精神と諸科学(渡辺格)こんなに不安な原発でいいのか(佐藤進)生命の危機・科学の危機(柴谷篤弘)人類史のクライシスとしての現在(いいだもも)内なる公害、「化学症」の恐怖(横瀬浜三)異常気象と気候変化(高橋浩一郎)「利水」が日本の水をダメにした(宇井純)大気汚染が地球を覆う(吉村功)大阪府民は京都の下水を飲んでいる!(山田国広)経済文明が見逃す生命系の危機(寺本英)巨大なアユが泳ぐ日(富永正雄)また一つ、神話が崩れた(内橋克人)全体の人野間宏小論―編者あとがきにかえて
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[BOOKデータベースより]
デビュー作『暗い絵』から『青年の環』、『生々死々』まで、常に時代と向き合い「全体小説」を追求しつづけた作家野間宏は、1970年代以降、壮絶な挑戦を開始する。日本の文学者としてはじめての生命操作、環境破壊への取り組みである。侵略と専制の時代の生と死をわかつ「地の穴」と、オゾン・ホールに象徴される「天の穴」とを、現代世界に通底する「生命」の問題として見据えるべく歩きつづけ、みずからをテキストとする「対話」をもって実践したのである。
科学の危機と人間の復権(高木仁三郎)
人間の精神と諸科学(渡辺格)
こんなに不安な原発でいいのか(佐藤進)
生命の危機・科学の危機(柴谷篤弘)
人類史のクライシスとしての現在(いいだもも)
内なる公害、「化学症」の恐怖(横瀬浜三)
異常気象と気候変化(高橋浩一郎)
「利水」が日本の水をダメにした(宇井純)
大気汚染が地球を覆う(吉村功)
大阪府民は京都の下水を飲んでいる!(山田国広)
経済文明が見逃す生命系の危機(寺本英)
巨大なアユが泳ぐ日(富永正雄)
また一つ、神話が崩れた(内橋克人)
全体の人野間宏小論―編者あとがきにかえて