迷信博覧会

ちくま文庫　た１―９

筑摩書房
種村季弘　

• 価格: 619円（本体563円＋税）
• 発行年月: 1991年12月
• 判型: 文庫
• ISBN: 9784480025739

内容情報

[BOOKデータベースより]

たとえば「鬼門」、たとえば「十三日の金曜日」、あるいは「媚薬」。今となってはただコッケイな昔の話から、身近に残るちょっとこわいことがらまで、迷信のパワーはすごくて、魅力がある。―「どうでもいいことの力」「役に立たない知識の面白さ」をしみじみ感じさせる、変り種の百科全書。

第１章　動物（天狗のしゃれこうべ；兎のダンス；物品取り寄せの限界；狸の集金旅行；絵馬は仲立ち）
第２章　運（鬼門には背中を向けろ；嫁婿えらび神の声；媚薬の使い方；閾際の吉凶；初恋のたたり）
第３章　物（ナウイぞ、スルメ男；ありがたいお札；霊柩車の運転法；浅右衛門の胆蔵）
第４章　暦（１３日の金曜日；４月１日は馬鹿になろう；厄年の綱渡り；丙午の女）
第５章　食（黄金色の茄子；茸とクソの戦争；吸血鬼とニンニク；塩は敵に送れ；南瓜がこわい）
第６章　呪（チチンプイプイ；長い長い名前；鼻を高くするおまじない；くしゃみ論争）