- 在庫状況:絶版のためご注文いただけません
- おきなわの夢
-
ウンタマギルー物語
Parco Lilliputt books
- 価格
- 1,282円(本体1,165円+税)
- 発行年月
- 1991年07月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784891942878
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 名探偵コナン服部平次セレクション 浪速の名探偵
-
価格:792円(本体720円+税)
【2024年04月発売】
- 名探偵コナンvs.怪盗キッド
-
価格:770円(本体700円+税)
【2024年01月発売】
- 名探偵コナンの小学生のうちに知っておきたいお金と世の中103
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2024年02月発売】
- 名探偵コナン灰原哀セレクション 裏切りの代償
-
価格:792円(本体720円+税)
【2023年04月発売】
- 名探偵コナン灰原哀セレクション 裏切り者と仲間達
-
価格:792円(本体720円+税)
【2023年12月発売】
実は、この絵本を、児童用ではなく、絵本のコーナーで見つけた時には、目を疑いました。
もう20年も前の話になりますか、「ウンタマギルー」という映画を見たことがあります。
沖縄を舞台にした映画で、本土出身の私としては、実に目に鮮やかで、エキセントリックな映画でした。
幻想的なんですが、多少政治のお話も入るし、ちょっとこれは子どもにはまずいのでは、と思うシーンもあったのでびっくりしましたが、
元々は沖縄地方に伝わる伝承物語なのですね。
味があり、大変面白く読ませていただきました。
主人公の運玉義留(うんたまぎるー)をめぐる、実に幻想的な物語です。
彼は、恋した美しい娘のマレーが、本当は年老いた豚である事を知ってしまいます。
真実を知ったギルーは、マレーの父(飼い主?)である製糖工場の親方に追われ、神の森であるウンタマ森に逃げます。
森に住む、ガジュマルの妖怪、キジムナーは、彼に空中浮遊の術を教え、彼はその事を利用して、金持ちから金品を盗み、施しを与える義賊となるのです。
沖縄の伝承なのですが、これが奇妙で、実に魅力的です。
ただ、ハッピーエンドなんだか、アンハッピーエンドなんだかよく分からないので、
この味が分かるような頃のお子さんでないと、読むのに苦労するかもしれません。
(普通に考えればアンハッピーエンドなのかもしれませんが、多少頭が重いけど、これでもいっさーなんて、ギルーは言うかもしれませんので)(ルートビアさん 30代・宮城県 男の子5歳)
【情報提供・絵本ナビ】