- 地獄変
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- 価格
- 385円(本体350円+税)
- 発行年月
- 1991年03月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784087520118
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ユーザーレビュー (2件、平均スコア:5)
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「オススメの夏の文庫100冊」レビューコメント
説話集『宇治拾遺物語』を基に、芥川氏が独自にアレンジしたもので、芸術至上主義の父とその娘の物語です。父と娘、書き手と被写体という関係を通して、残酷さはもちろん、その裏にある愛情も見て取れます。芥川龍之介氏の作品はどれも考えさせられる作品が多く、この『地獄変』も例外ではありません。さらに、日本人にはなじみ深い「地獄」をテーマにすることにより、「死」を作品の中ですぐそこにあるものであると感じさせているようにも思えます。舶来のホラー映画を観る時のような絶叫もいいですが、この作品では、日本式ホラーである背中に氷を背負っているような寒気を味わえます。短編とは思えないぐらい内容が洗練されていますので、一気に読めると思います。怖い方は、トイレに行ってから、ふとんの中で読みましょう(笑)夜中にトイレに行けなくなりますからね。
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「オススメの夏の文庫100冊」レビューコメント
見比べも是非オススメ。私は
[BOOKデータベースより]
烈々とした火炎の色。舞い狂う火の粉と黒煙の中で、黒髪を乱して悶え苦しむ美女。「地獄変」の絵を描くために倣慢な絵師が求めたものと失なったものは…?絢爛たる格調高い文体で、芸術家のエゴイズムを凄絶に描いた表題作ほか、著者前期の代表作を収録。
[日販商品データベースより]地獄変の屏風を描きあげるために、ひとり娘を火にかける!子どものいのちを芸術の犠牲にしながら、横死する天才的な絵師の異常な執念を描く表題作他。(解説・高橋敏夫/鑑賞・北方謙三)