- ラ・ロシュフコー箴言集
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岩波文庫 32―510―1
Re′flexions ou sentences et maximes morales. 5. e′d.- 価格
- 1,155円(本体1,050円+税)
- 発行年月
- 1989年12月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784003251010
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「無人島に持っていくならこの一冊」レビューコメント
ラ・ロシュフコーは17世紀フランスの貴族で、自らの人生経験を元に箴言集を執筆した。と書くと堅苦しい印象を持たれるかも知れない。 「もう愛しあわなくなったときにかつて愛しあったことを思い出して恥ずかしく思わないものはまれである。」「しばしば人は、悪いことをしても咎められないですむようにと、よいことをする。」「あまり頭のよくない人たちはふつう自分の及び得ない事がらは何でもくさす。」・・・といった今の人間関係にもあてはまる事がらを、毒を含んだ警句で表現しているので非常にとっつきやすく、無人島での暇つぶしにも最適と思われる。 1ページ目から順に読んでいくよりも、行き当たりばったりに開いたページでそこに書かれていることを味わうという方がより楽しめると思う。 白水社版の関根秀雄訳が一番好きなのだが入手困難なので、現在一番入手しやすい二宮フサ訳の岩波文庫版を情報として上げておく。(F7sus4/男性/40代)
[BOOKデータベースより]
「われわれの美徳は、ほとんどの場合、偽装した悪徳に過ぎない」―よく知られたこの一句が示すように、ラ・ロシュフコー(1613‐80)の箴言は、愛・友情・勇気など美名の下にひそむ打算・自己愛という業を重い律動感のある1,2行の断言であばき、読者を挑発する。人間の真実を追求するフランス・モラリスト文学の最高峰。