- 青いかいじゅうと赤いかいじゅう
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- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 1989年11月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784870010253
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【2025年04月発売】
昔、高い山を隔てて、青いかいじゅうと赤いかいじゅうが住んでいました。お互いに友達になりたかったのですが、高い山が邪魔をして、一度もあったことがありませんでした。山に開いた穴を通しておしゃべりするのが楽しみでした。ある日、とてもささいなことからケンカになり、山をはさんでお互いを攻撃しはじめます。でも石を投げれば山が崩れることがわかると、お互いに山を崩すことで協力します。とうとう二ひきを隔てていた高い山はなくなり、二ひきは打ち解けあうのでした。
このおはなしには現実社会で起きている、様々な対立が譬えられています。社会制度、思想、宗教、そして家庭内の夫婦の対立も。大人が読んで考えさせられる本です。深いテーマですが、かわいいイラストで読みやすくなっています。
平和を考える本だそうですが
私には、永遠に分かり合えない、男と女の痴話げんかのように映りました。
でも
根本は一緒なのかもしれません。
山を挟んで
「日が暮れる」という住人と
「夜が来る」という住人。
ところ変われば、おなじ事象に対するとらえ方も、また変わるわけです。
自分の主張ばかりせず
相手の立場になることは
何事も大事だと思いました。(やこちんさん 40代・兵庫県 女の子11歳)
【情報提供・絵本ナビ】