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- 怪しい来客簿
-
- 価格
- 660円(本体600円+税)
- 発行年月
- 1989年10月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784167296049
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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「無人島に持っていくならこの一冊」レビューコメント
ご存じの方も多いかと思いますが、色川武大さんは「麻雀放浪記」を著わした阿佐田哲也です。
私は最初この阿佐田哲也さんの麻雀放浪記にはまり、それこそ昼夜を問わず読みました。
阿佐田さんの小説は一応麻雀の話ですが、面白いのは登場する人間の細かな感情の駆け引きの部分です。
阿佐田さんが本名の色川武大として著わした「怪しい来客簿」は麻雀の部分を削ぎ落とし、登場する人間の心情だけを事細かに著わした短編集の名作です。
実際に泉鏡花賞も受賞しています。私としてはもし無人島で暮らすことになっても、この本さえあれば大丈夫だと思います。何度も何度も入り込んで読めるからです。
[BOOKデータベースより]
私が関東平野で生まれ育ったせいであろうか、地面というものは平らなものだと思ってしまっているようなところがある―「門の前の青春」。亡くなった叔父が、頻々と私のところを訊ねてくるようになった―「墓」。独自の性癖と感性、幻想が醸す妖しの世界を清冽に描き泉鏡花賞を受賞した、世評高い連作短篇。
空襲のあと
[日販商品データベースより]尻の穴から槍が
サバ折り文ちゃん
したいことはできなくて
右むけ右
門の前の青春
名なしのごんべえ
砂漠に陽は落ちて
とんがれ とんがり とんがる
ふうふう、ふうふう
タップダンス
見えない来客
墓
月は東に日は西に
スリー、フォー、ファイブ、テン
また、電話する
たすけておくれ
日常生活の狭間にかいま見る妖しの世界−−独自の感性と性癖、幻想が醸しだす類いなき宇宙を清冽な文体で描きだした、泉鏡花賞受賞の世評高き連作短篇集。(長部日出雄)