日本近代思想大系 １７

美術　

岩波書店
加藤周一　 青木茂（美術評論家）

• 価格: 7,480円（本体6,800円＋税）
• 発行年月: 1989年06月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784002300177

内容情報

[BOOKデータベースより]

西洋への傾倒は、この時期、美術にあっても例外ではなかったが、やがて殖産興業政策に結びつく形で伝統美術の再評価がなされる。この角逐を背景に、美意識の変革を迫られ、自らの美術の体得につとめた実作者や知識人の諸論を収載。併せて写真・印刷の先駆者の動向を追う。外国人居留地を活写した「横浜開港見聞誌」全文翻刻。

１　美意識の変革（美学；美術政策と伝統の認識）
２　西欧画の摂取
３　写真・銅石版画・印刷
４　横浜開港見聞誌（王藍斎貞秀）
５　西国立志編第６編（中村正直訳）
６　資料編（ウィーン万国博覧会列品分類；内国勧業博覧会出品区分目録；ワグネル氏東京博物館建設報告　ほか）