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- 九月姫とウグイス
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岩波書店
ウィリアム・サマセット・モーム 光吉夏弥 武井武雄- 価格
- 990円(本体900円+税)
- 発行年月
- 1987年09月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784001100402
[BOOKデータベースより]
タイの国を舞台に、心やさしい九月姫と八人のいじわるな姉さんたちが、歌のじょうずなウグイスをめぐって広げる物語。イギリスの作家モームの唯一の童話。
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「えっ?モームが絵本?」と、こちらのレビューで知りました。
タイのお話しと言うことで、マンダリン・オリエンタル・バンコクに晩年長期滞在した時に、この作品のベースができあがったのでしょうか。
お話しは、お姫様ものでハッピーエンド。
八人のお姉さんたちの末路が可哀想。
末娘だけこれでは、今の時代には姉妹のいるご家庭で読んだら喧嘩の種になりそう。
ウグイスの糞が美肌に良いというのも、なんかちょっとは関係があるのかな?
今夜から窓を開けて眠ろうかな?
いや、もう手遅れか!(笑)
息子は、「一番上の姉さんは、夜・春・月曜・一月って、名前が変わったのかー。大変だー。でも、それで性質がひねくれるかねー?」と笑っていました。
ははは、美しい言葉遣いの流れの中で、さめざめと泣きながら、姫ばかり生む「お后の首を切らねばなるまい」という王の言葉にギョギョッ!でした。
異国文化の空気にちょっと触れられた楽しい読み物でした。(アダム&デヴさん 50代・青森県 男の子11歳)
【情報提供・絵本ナビ】