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[BOOKデータベースより]
自分の知っている人、あるいは信頼している人が、どういう本を読んでいるかほど、刺激になるものはないだろう。その人を知れば知るほど、私は、その人の書棚をのぞきこみたい誘惑に駆られる。いわば「本によって人を読む」のであり、「人のよって本を読む」のである(本文より)。「帝王学」の教祖・故安岡正篤から「裏切られた皇国少年」城山三郎まで、斯界の巨人たちの「本との出会い」を解きあかす刺激エッセイ。
第1章 帝王学の系譜(安岡正篤;新井正明;武田豊;伊藤肇)
第2章 企業のうたびと(飯村嘉治;鈴木治雄;小山五郎;南須原静也;辻井喬こと堤清二)
第3章 経営者の戦争体験(徳増須磨夫;中内功;城山三郎)
第4章 正言は反するがごとし(庭山慶一郎と佐橋滋;島村道康;岩井雄二郎)
第5章 教育者から出郷者まで(素野福次郎と三沢千代治;菊地庄次郎と石井公一郎;武見太郎と山中〓;山田光成;阿部実と三矢隆夫)