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[BOOKデータベースより]
今日、日本の古代に関する様々な全集が競って出版され、古代史ブームといわれるほどの賑わいをみせている。しかし、ほんとうに学問としての問題はどこまで明らかにされているのか、あるいはどの部分が不明なのか、どの分野の問題が、いま注目を集めているか。そしていま、古代史研究では何が要求されているか。本書は様々な視点から、新しい古代に通じる扉を開くための学的作業を行う。
日本神話―構造と深層(松村一男)
記紀神話―出雲世界をめぐって(神田典城)
飛鳥・白鳳・天平の絵画(百橋明穂)
日本古代の道教(高山繁)
古代人と神祇(高嶋弘志)
在地の固有信仰と律令国家―『風土記』の伝承を素材にして(増尾伸一郎)
古代の文書(新川登亀男)
古代の写経事業と正倉院文書(武光誠)
万葉集―挽歌の世界の変貌(身〓寿)
奈良仏教(宮城洋一郎)
古代の仏師(田中嗣人)
古代の医学(新村拓)
古代建築史(山岸常人)
古代の音楽(荻美津夫)